2008年4月11日(金)19:00
ケント・ナガノ指揮 モントリオール交響楽団

指揮者のケント・ナガノは2006年からズービン・メータの跡を引き継ぎ、バイエルン州立歌劇場の音楽監督に就任している。オペラと管弦楽の双方の分野で、才能ある解釈者としての名声を確立している。モントリオール交響楽団は、「フランスのオーケストラよりフランス的なオーケストラ」といわれ、現在では世界有数のオーケストラの一つとして数えられている。

指揮=ケント・ナガノ指揮
管弦楽=モントリオール交響楽団
曲目=ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲
ドビュッシー:交響詩《海》
リヒャルト・シュトラウス:アルプス交響曲 作品64

 指揮者のケント・ナガノは、1951年、アメリカ・バークリー生まれの日系三世。カリフォルニア大サンタ・クルス校で社会学と音楽を学び、76年にサンフランシスコ大に転学して法律を専攻するかたわら作曲法を学ぶ。サラ・コールドウェルの助手としてボストン・オペラ・カンパニーを指揮したのを皮切りに演奏活動に入る。オリビエ・メシアンのオペラ〈アッシジの聖フランチェスコ〉世界初演で、小澤征爾の助手として作曲者自身がナガノを指名、人々の注目を集めた。78年以来バークリー交響楽団の音楽監督を務めながら、2006年までベルリン・ドイツ交響楽団の首席指揮者・芸術監督にも就いていた。ザルツブルク音楽祭の常連指揮者でもあり、06年からはモントリオール交響楽団と、バイエルン州立歌劇場音楽監督の任にある。モントリオール交響楽団は、ビルフリッド・ペルチエより35年に結成された「交響楽団」が前身で、54年から現在のように改称された。この楽団の歴代首席指揮者としてはオットー・クレンペラーやズービン・メータなどが名を連ねる。特にシャルル・デュトワの時代に、磨き抜かれた美しい響きと確かな技術を獲得し、「フランスのオーケストラよりフランス的なオーケストラ」と呼ばれるようになり、世界的に飛躍した。現在では世界有数のオーケストラの一つとして数えられる。現在はケント・ナガノとの活躍が期待されている。

写真:ケント・ナガノ(©K.Muller)