画像

2008年4月20日(日)15:00
ザルツブルク音楽祭制作『フィガロの結婚』 日本公演2008
モーツァルト作曲(全4幕 イタリア語上演日本語字幕付)

ザルツブルク音楽祭の初来日の公演となる。 (音楽祭のホームページ

画像 モーツァルトはいわゆるオペラを生涯で21曲作ったが、この〈フィガロの結婚〉と〈ドン・ジョバンニ〉、そして〈魔笛〉の三つは、特に彼のオペラの三大傑作といわれ、今なお全世界で盛んに上演され、いささかもその若々しさを失っていない。初演は1786年ウィーンのブルク劇場で行われた。内容は封建貴族に仕える家臣フィガロの結婚式をめぐる事件を通じて貴族を痛烈に批判したもので、ウィーンよりもむしろ当時オーストリア領だったプラハで大ヒットした。今回の日本ツアーはザルツブルク音楽祭との共同制作で実現したものであり、2007年ザルツブルク音楽祭で初演されたものである。ドイツ人演出家のクラウス・グートは、ザルツブルク音楽祭などの大きなプロジェクトに早くから参加しており、古典作品から現代作品までレパートリーとしている。03年、〈さまよえるオランダ人〉の演出でバイロイト音楽祭にデビュー。05年にはウィーン祝祭週間で初めてアーノンクールと共演し、06年のザルツブルク音楽祭〈フィガロの結婚〉でも両者の共演が行われた。写真:クラウス・グート(©Regine Koerner)

画像 指揮のロビン・ティチアーティはロンドン生まれ。ヴァイオリン、ピアノなどを学んだ後、15歳から指揮に転向、コリン・デイビスとサイモン・ラトルに師事した。2005年には最年少の指揮者としてスカラ・フィルにデビュー。06年夏のザルツブルクのモーツァルト劇音楽〈シピオーネの夢〉で、この音楽祭最年少の指揮者デビューとなる。07年1月のツアーからグラインドボーンの音楽監督に就任し、同5月に同制作〈コジ・ファン・トゥッテ〉で指揮デビューした。エイジ・オブ・エンライトメント管弦楽団(OAE)は、そのユニークな能力と音楽創(づく)りの先駆的な精神によって、オリジナル楽器の演奏を通じて作曲時の意図を聴取できる歴史的臨場体験を演奏者と聴衆が、同様に経験できるコンサートを実現していることで世界的な名声を博している。 写真: ロビン・ティチアーティ(©Silvia Lelli)

日本ツアー概要

日程

■大阪公演(第50回大阪国際フェスティバル)

2008年4月20日(日)15:00開演:フェスティバルホール
チケット料金(税込み)
BOX:50,000 S:45,000 A:38,000 B:30,000 C:24,000 D:18,000
発売日:2007年10月27日
お問い合わせ:大阪国際フェスティバル協会 TEL:06-6227-1061

■名古屋公演

2008年4月17日(木)17:30開演:愛知県芸術劇場大ホール
チケット料金(税込み)
S:47,000 A:42,000 B:35,000 C:27,000 D:20,000 E:12,000 F:9,500
発売日:2007年11月24日(土)
お問い合わせ:ザルツブルク音楽祭名古屋公演事務局(新広総研内)052−588−3776

■東京公演

2008年4月24日(木)18:00開演予定:東京文化会館大ホール
2008年4月25日(金)18:00開演予定:東京文化会館大ホール
チケット料金(税込み)
S:48,000 A:42,000 B:36,000 C:28,000 D:19,000 E:10,000
発売日:2007年11月24日(土)
お問い合わせ:ザルツブルク音楽祭日本公演事務局(東京グランドクラシックス)
フリーダイヤル:0120-86-9649

企画制作:ザルツブルク音楽祭(ホームページ)、(財)朝日新聞文化財団、大阪国際フェスティバル協会、朝日新聞社
協力:ザルツブルク・イースター・フェスティバル
後援:オーストリア大使館
演目:歌劇「フィガロの結婚」全4幕イタリア語上演日本語字幕付き
作曲:ウォルフガング・アマデウス・モーツァルト
台本:ロレンツォ・ダ・ポンテ

※キャスト変更のお知らせ(2008年3月5日)
ザルツブルク音楽祭及び出演者の都合により、一部キャストが変更となりました。
出演予定者の変更によるチケットのキャンセル等はお受け致しかねます。あらかじめご了承下さいますようお願い申し上げます。

■総裁:ヘルガ・ラーブル=シュタットラー 
■総監督兼芸術監督:ユルゲン・フリム
■指揮:ロビン・ティチアーティ(英国グラインドボーン音楽祭ツアーツアー音楽監督)
■演出:クラウス・グート(2005年ウィーン芸術週間のモーツァルト・オペラで、アーノンクールとコラボレーションし、翌年の「フィガロの結婚」で衝撃のザルツブルク音楽祭デビューを飾った気鋭の演出家。)
■舞台・衣裳デザイン:クリスティアン・シュミット
■照明:オラフ・ヴィンター
■振り付け:ラムセス・シグル
■合唱指導:ヴァルター・ツェー

 

 

 

 

 

 

 

■アルマヴィーヴァ伯爵(Br):スティーブン・ガッド
(グラインドボーン音楽祭、ロイヤル・オペラ、スコティッシュ・オペラなどで幅広い役をこなすイギリス・オペラ界の実力者。)
■アルマヴィーヴァ伯爵夫人(S):エイリン・ペレス
(2007/8年シーズンには、メトロポリタン歌劇場、ザルツブルク音楽祭への出演が決定。アメリカを中心に活躍中の美貌のソプラノ。)

■スザンナ(S):ジェニファー・オローリン
(ウィーン・フォルクスオーパーの一員として活躍。特にスザンナ役では高い評価を得ている。2007年に『魔笛』新演出版ノパミーナ役でジュネーヴ大劇場に出演が決まっている期待の若手。)
■フィガロ(Br):アレックス・エスポジート
(ミラノ・スカラ座、バイエルン国立歌劇場などヨーロッパ各地の主要歌劇場で、モーツァルト・オペラの主要な役を数多くこなし、今最も期待されているイタリア人歌手。)
■ケルビーノ(S):ジュルジータ・アダモナイト
(2007年ザルツブルク音楽祭にてハーディング指揮「フィガロの結婚」で、ケルビーノを熱演。アーノンクール、ミンコフスキーなど古楽系一流指揮者の信頼厚い実力派。)
■バルトロ(B):ブリンドリー・シェラット
■マルチェリーナ(Ms):キャサリン・ゲルドナー
■バジリオ(Br):パトリック・ヘンケンス
■ドン・クルツィオ(T):ミハエル・ハイム
■アントニオ(Bs):アダム・プラチェトカ
■バルバリーナ(S):エレナ・モンティ
■天使ケルビム:ラムセス・シグル

管弦楽:エイジ・オブ・エンライトメント管弦楽団
合唱団:フィルハーモニア・クワイア・ウィーン(ウィーン国立歌劇場合唱団、ウィーン楽友協会合唱団、アーノルド・シェーンベルク合唱団から選抜)
通奏低音・チェンバロ:ステファン・ゴットフリード

21世紀を切り拓く衝撃の『フィガロの結婚』
山崎睦(音楽ジャーナリスト、ウィーン在住)

 いまや世界中に星の数ほど音楽祭があっても、依然として最高を謳(うた)われているのが「ザルツブルク音楽祭(SF)」であり、そのSF制作による極め付けのオペラが今回はじめて日本にやって来る。演目はモーツァルトの最高傑作にしてオペラ史上不朽の名作、ウィーン初演以来200余年を経て、いまなお世界各地でさかんに上演されている『フィガロの結婚』!  目下ドイツ語圏で最高の評価を受けているクラウス・グート演出による来日プロダクションは、「モーツァルト生誕250年記念2006」のSFで各界から最優秀の折り紙を付けられた大成功作であり、まさに21世紀を切り拓く衝撃の『フィガロの結婚』と呼ぶにふさわしい。これまで舞台上演された、いかなる『フィガロ』より人間の本性を衝く、という以上に深層心理に踏み込み、現在においてなお『フィガロ』が問題作であることを実証して見せる。一夏限りで破棄されるプロダクションも多いSFで、グート版『フィガロ』に限っては06、07年と連続上演され、さらに09年でも再演が予定されているのだ。 指揮のロビン・ティチアーティ(24歳)は、いまイギリスでは「第二のサイモン・ラトル」と目されている期待の新進。06年には史上最年少でSFデビューを果たし、現在グラインドボーン音楽祭の要職に就くとともに、08年にはスカラ座デビューを控えている。 歌手では、フィガロ役のアレックス・エスポージトはすでにイタリアの大劇場のみならずミュンヘン、ロンドン等も制覇している逸材。スザンナ役のジェニファー・オローリンはウィーン・フォルクスオーパーで様々な役柄を歌って重用されている等々、いわば次代のオペラ界を担う若い歌手たちが揃う。 日本公演の全権を握るユルゲン・フリムSF総監督兼芸術監督が絶対の自信をもって推薦するように、演出、指揮、歌手と揃った、わくわくするような『フィガロの結婚』になること請け合いだ!